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サウナ後は、どうして畳でととのいやすい?休憩スペースの素材選びから考える。

  • 4月1日
  • 読了時間: 5分


サウナの満足度は、サウナ室だけで決まるわけではありません。しっかり温まり、水風呂や外気浴を経たあと、どこで休むか。実はその時間こそ、「ととのい」の質を左右する大切な要素です。

椅子、ウッドデッキ、タイル床、ベンチ、ラグ。休憩スペースにはさまざまな選択肢がありますが、素足で触れる感覚や座る・寝転ぶ心地よまで考えると、意外に悩みどころは多いものです。

そこで注目したいのが、です。畳は和室のイメージが強いかもしれませんが、畳は“サウナ後に体を休める面材”として考えると、とても理にかなった素材です。

この記事では、サウナ後の休憩スペースに求められる条件を整理しながら、なぜ畳が“ととのい”と相性がよいのかを解説します。




サウナ後の休憩スペースに必要なのは、“刺激の少なさ”


サウナ後の体は、熱や冷却を経て、感覚がいつもより鋭くなっています。その状態で休む場所に求められるのは、 豪華さや派手さよりも、まず余計なストレスが少ないことです。

たとえば、こんな要素が休憩の質に影響します。


  • 座ったときに硬すぎないか

  • 素足で触れたときに冷たすぎないか

  • 横になりたくなったときに体を預けやすいか

  • 見た目としても落ち着けるか

  • 水分や汗を想定した運用がしやすいか


サウナ後は、体を“起こす”より“ほどく”時間です。だからこそ、休憩スペースの素材選びは、意外と軽視できません。






よくある休憩スペースの悩み


休憩スペースをつくる際、見た目や清掃性を重視して素材を選ぶことは多いですが、実際に使ってみると別の悩みが出てくることがあります。素材ごとのメリット・デメリットを比較してみましょう。



メリット

デメリット

タイル・石

・シャープで高級感がある ・水まわりとも相性がよい

・素足では冷たさや硬さを感じやすい ・長くくつろぐ場所としては少し緊張感がある

木材・ウッドデッキ

・ナチュラル ・サウナとの相性も良い素材

・座る・横になる面としては硬さを感じやすい ・デザインや納まりによっては 「休む場」より「歩く場」に寄りやすい

ラグ・マット

・やわらかく肌触りがいい

・空間全体の上質感や納まり、  メンテナンス性との両立が課題になりがち


つまり、休憩スペースには、清潔感、意匠性、くつろぎやすさを同時に求められがちになります。 そこが難しいところですよね。






畳は“座る・寝る・素足で過ごす”に向いた素材


畳の良さは、床材でありながら、椅子の代わりにも、寝転びスペースにもなりやすいところです。つまり、過ごし方の自由度が高い素材です。

椅子に座るだけではなく、あぐらをかく、足を伸ばす、横になることができ、思うように過ごせます。 サウナ後は、そのときの感覚で一番楽な姿勢を取りたくなるもの。畳はそうした変化を受け止めやすく、体を休める場として自然です。

また、表面が硬質な素材ではないため、心理的な緊張も和らぎやすくなります。 「ここで少し休みたい」と思えること。 これは休憩スペースにおいて、とても大切な性能です。






サウナ後に畳が心地よい理由4つ



1. 冷たすぎない

サウナ後は火照った体を落ち着かせたい一方で、触れた瞬間に強い冷たさを感じる床は、心地よさより刺激が勝つことがあります。畳は、そうした極端な触感になりにくく、休憩への移行がスムーズです。


2. 硬すぎない

ととのい時間には、椅子に深く座るのが合う日もあれば、床に近い場所でぼんやり休みたい日もあります。畳は、床でありながらクッション性のある感覚を得やすく、体を預けやすい素材です。


3. 素足との相性が良い

サウナ前後は裸足で過ごすことが多くなります。だからこそ、足裏で感じる印象は重要です。畳は「歩くためだけの床」ではなく、「素足で過ごすための面」としての心地よさがあります。


4. 見た目にも落ち着く

ととのいには、視覚的なノイズの少なさも重要です。畳は光沢が強すぎず、空間にやわらかなリズムをつくります。インテリアとしても、休憩スペースの印象を穏やかに整えてくれます。






畳は「和室用」ではなく「ととのい用」?


畳というと、旅館の客室や襖や障子が入った和室を思い浮かべる方も多いかもしれません。 しかし、サウナ空間での畳は、和風を演出するためだけに使うものではありません。

むしろ、

・休む場所をつくりたい

・サウナ後の体験価値を上げたい

・北欧テイストにも合う自然素材を探したい

・他と少し違う、記憶に残る空間にしたい

こうした目的に対する、実用的な選択肢として考えることができます。

特に、木・石・左官・ガラスといった硬質の素材で構成された空間内に、畳のやわらかい質感が加わると、空間全体にメリハリが生まれます。熱と冷、硬と柔、その対比があることで、休憩の印象も深まります。






こんな場所に、畳の“ととのいスペース”は向いている


畳を導入するには、和室を一室作らないといけない? そんなことはありません!たとえば次のような場所にもピッタリです。

  • サウナ後の休憩コーナー

  • 脱衣室横のリラックスエリア

  • 旅館・ホテルのサウナ付客室

  • グランピング施設や別荘のサウナ導線上

  • 他施設と差別化したい温浴施設の休憩スペース

いずれも、小上がりなどで一角に取り入れるだけでも印象は変わります。「座る場所」と「寝転ぶ場所」の両方を兼ねられるのは、畳ならではの強みです。






サウナ後は、畳でととのうという発想



サウナ体験をより良くしたいなら、サウナ室の外まで設計することが大切です。 サウナ室内の環境だけでなく、休息の環境まで整えることで、空間全体の満足度は大きく変わります。

畳は、和風に見せるためだけの素材ではありません。 サウナ後の体にとって、触れたくなる・座りたくなる・横になりたくなるという感覚をつくる素材です。


サウナ後は、畳でととのう。


休憩スペースの素材に迷ったときこそ、畳を検討してみるのはいかがでしょうか。

 

 


サウナ空間に合う畳のご相談を承っています。 「ととのいスペースに畳を取り入れたい」というご相談はこちらから お気軽にお問い合わせください!




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