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口コミで「古い・清潔感がない」と書かれる前に。6つの客室床チェックポイント

9月30日
読了時間: 6分

「毎日清掃しているのに、客室全体を見るとどこか古く見える。」

「畳を掃除しても、以前のような印象に戻らない。」

そんなときは、汚れだけではなく、畳や床、建具そのものの状態を一度整理してみる必要があります。

特に客室は、施設側が日常的に見慣れているため、小さな退色や擦れ、仕様のばらつきに気づきにくくなることがあります。

そこでおすすめしたいのが、客室清掃のタイミングで「清掃」と「状態点検」を分けて見ることです。

この記事では、ホテル・旅館の客室で確認したい床まわりの6つのポイントと、修繕計画につなげるための記録方法を整理します。




目次





1 「汚れている」と「古く見える」は分けて考える

客室の印象が気になったとき、まず清掃を強化することを考えるかもしれません。

もちろん、日常的な清掃は重要です。

例えば、天然い草の一般的なお手入れについては、換気や、畳の目に沿った乾拭き・掃除機などが知られています。


さらに、

・畳そのものが退色している ・畳縁が擦れている ・染みが残っている ・表面に毛羽立ちがある ・床や畳に段差がある

といった状態は、日常清掃とは別に「修繕・更新を検討する状態」として記録した方が判断しやすくなります。

清掃担当者だけで抱え込まず、施設管理や修繕計画へ情報をつなぐ仕組みをつくることがポイントです。


2 客室清掃時に確認したい!6つのポイント

2-1 写真で分かる退色・色むら

最初に確認したいのが畳の色です。 毎日同じ部屋を見ていると変化に気づきにくくても、客室写真や隣の客室と比べると退色や色むらが目立つことがあります。

確認するときは、

・畳全体の色が揃っているか ・一部分だけ色が大きく違わないか ・交換した部分と既存部分の差が目立たないか

などを見ます。

客室の一部だけを交換している施設では、部屋ごと、時期ごとの仕様差も一緒に記録しておくとよいでしょう。


2-2 清掃後も残る汚れ・染み

次に確認したいのが、通常の清掃をしたあとも残っている汚れや染みです。

「汚れているからもう一度掃除する」という対応を繰り返すだけでは、清掃で対応できる状態なのか、表面の更新を検討した方がよい状態なのかが分からなくなります。

清掃後にも気になる箇所がある場合は、

・客室番号 ・場所 ・おおよその範囲 ・いつ頃から気になっているか

を記録して、経過を確認できるようにしておく方法があります。

原因や対応方法が判断できない場合は、無理に現場だけで結論を出さず、専門確認へ進みます。



2-3 毛羽立ち・ほつれ・破れ

畳表の毛羽立ちや、畳縁の擦れ・ほつれも点検項目です。

清掃時に、

・表面が毛羽立っていないか ・畳縁が擦れていないか ・破れや傷みが広がっていないか

を確認します。

重要なのは、「まだ使えるか、すぐ交換するか」を清掃担当者だけで判断することではありません。

どの客室の、どの場所で、どの程度の状態になっているのかを記録し、施設管理側が優先順位を付けられる状態にすることです。

2-4 におい

客室に入ったときのにおいも確認項目の一つです。

ただし、においがあるからといって原因を畳と決めつけることはできません。

畳表だけでなく、湿気や下地、客室内のほかの部位など、原因の確認が必要になる場合があります。

特に、

・清掃後も気になる ・同じ場所で繰り返す ・原因が分からない

といった場合は、表面的な清掃だけで判断せず、発生範囲や周辺の状態を確認します。

2-5 段差や沈みなど、歩いたときに気になる箇所

見た目だけでなく、歩いたときの状態も確認します。

畳や床に段差がある、沈みを感じるなどの場合は、畳表だけではなく畳床や下地の確認が必要になることがあります。

写真だけでは、沈みや下地の状態まですべて判断することはできません。

状態や原因が分からない場合は、現地での確認を含めて対応範囲を検討します。

2-6 客室ごとの素材・仕様のばらつき

複数の時期に部分改修をしてきた施設では、客室によって畳表、畳縁、色、仕様などが異なっている場合があります。

部分的な更新そのものが問題なのではありません。

ただ、施設側で「どの部屋に何を使っているのか」が分からなくなると、次回の修繕時に比較や判断がしにくくなります。

客室番号とあわせて、

・現在の仕様 ・施工時期 ・施工した範囲 ・次回確認したい項目

などを記録しておくと、担当者が変わったときにも状態を共有しやすくなります。



3 畳だけでなく、障子・襖・網戸も一緒に見る

和室の印象は、畳だけで決まるものではありません。

畳を更新しても、

・障子が破れている ・襖の汚れや劣化が目立つ ・網戸や建具の状態が気になる

といった状態が残っていると、客室全体では古さが残って見えることがあります。

株式会社コクショウでは、畳工事に加えて、襖・障子・網戸工事も事業内容として掲載しています。

ただし、具体的な対応範囲、価格、工期は案件ごとの確認が必要です。

客室を点検するときは、床だけを見るのではなく、視界に入る和室の部位を一度まとめて確認すると、改修範囲を整理しやすくなります。

4 清掃担当者が「交換する・しない」を決める必要はない

点検を標準化するときに重要なのは、清掃スタッフが工事の必要性まで判断する仕組みにしないことです。

清掃時に行うのは、

「いつもと違う状態を見つけて記録する」

ところまでで構いません。

たとえば、

A:清掃後にもう一度確認する B:状態を記録して修繕候補にする C:原因や範囲が判断できないため専門確認する

というように、次の確認先を分けておくと運用しやすくなります。

修繕の要否や工事方法については、状態や現場条件を確認したうえで判断します。





5 客室点検を「担当者の記憶」ではなく記録に残す

「去年もこの部屋が気になっていた気がする」

「いつ交換した畳か分からない」

という状態になると、修繕の優先順位を決めにくくなります。

最低限、次の項目だけでも残しておくと、客室同士を比較しやすくなります。

シンプルな記録シートを活用するのもいいかもしれません。 まずは「気になった客室を記録に残す」ところから始めることで、修繕候補を施設内で共有しやすくなります。




6 修繕候補になったら、客室ごとの優先順位を整理する

すべての客室を同時に改修できるとは限りません。

その場合は、

・見た目の劣化が目立つ客室 ・清掃後も状態が戻らない客室 ・段差や沈みなど状態確認が必要な客室 ・複数の部位が同時に劣化している客室

などを分け、どこから確認するかを整理します。

畳については、表面中心の問題なのか、畳床や下地まで確認する必要があるのかによって、検討する改修方法も変わります。




まとめ|清掃と点検を分けると、修繕候補を拾いやすくなる

客室の「古い」「清潔感が気になる」という印象に対して、すべてを清掃だけで解決しようとする必要はありません。

日常清掃+週1回「客室床チェック記録」を定期的に確認するなど、記録することが大切です。

さらに、畳だけでなく障子・襖・網戸なども同時に確認すると、客室全体でどこを修繕すべきか整理しやすくなります。

点検で気になる箇所が見つかった場合は、清掃で対応できるのか、表替え・新調などの更新を検討するのか、現地確認が必要なのかを次の段階で判断します。

口コミ評価の改善を保証するものではありませんが、客室の状態を継続的に確認し、不満につながり得る要因を早めに把握するための仕組みとして活用できます。


清掃では判断しにくい劣化や、複数客室の畳更新についてもご相談ください。

お問い合わせフォームはこちら↓



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